後遺症・後遺障害について

　交通事故による怪我の場合、後遺症として症状が残ってしまうということが少なくありません。

　後遺症を残さないためには、事故後の早い段階から、しっかりと適切な治療を受けることがとても大切です。

　病院や接骨院であればどこでも大丈夫だと思われる方もいますが、病院や接骨院によって交通事故治療の技術に大きな差がありますので、通院先を選ぶ際には注意が必要です。

　どうしても後遺症が残ってしまった場合には、「後遺障害」の認定を受けることが大切です。

　後遺障害の認定を受けられるかどうかで、受け取れる損害賠償金の額が大きく変わってきます。

　ただ、後遺障害は、症状が残っていれば必ず認定されるというものではありません。

　後遺障害の認定に際しては、必要な検査を受けているかや、通院の頻度なども判断材料とされます。

　きちんとした治療が行われていないと、後遺障害といえるような症状がないものと誤解され、適切な認定が受けられないおそれがあります。

　完治できるのに越したことはありませんが、後遺症が残ってしまう場合にも備えて、後遺障害にも理解のある接骨院を選ぶことが大切です。